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大雪が降った一月六日夜、川崎市の多摩川大橋の下に暮らす七十歳の男性が火災で亡くなった。後日訪れると、黒く焦げた壁にリヤカーやテレビの残骸、積み上がるタイヤが、なおも生活の跡を物語っていた。ガスこんろが火元とみられる。「以前は人が住んでいたのに…」。散歩で通り掛かった高齢の男性が、…