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<p>災害時の車中泊避難 安全に過ごす工夫は? 宮崎大地アナが体験 | NHK</p><p>アナウンサーの宮崎大地です 災害を想定し、真冬にエンジンをかけずに車で過ごしたら 3時間でもつらすぎました… 宮崎が「あると便利」と感じた物 ✅帽子✅新聞紙✅携帯トイレ✅懐中電灯 ほかにもあるので詳しくは動画をご覧ください #防災やってみた こちらも 👇 #nhk_video</p><p>【NHK】災害時の避難の方法のひとつ「車中泊避難」。車の中で寝泊まりをする避難のことです。多くの人がこの避難方法を選択するのですが、一方で、エコノミークラス症候群や低体温症など、気をつけなければいけないこともたくさんあります。そこで私が、冬の夜に体験してみました。実際にやってみると、想像以上に過酷でした…。</p><p>長い間、座ったままの同じ姿勢でいると、「エコノミークラス症候群」になり、命に関わるおそれもあるためです。 このため、少しでも横になれるような環境を作ることを目指すことが必要です。例えば、私が体験に使用した5人乗りの乗用車。後部座席のシートを倒したり、段差を段ボールで埋めたりすることで、車内で横になることができました。こうした工夫を車ごとに考えておくことが大切です。 また、寒い中ではつらいのですが、なるべく体を動かすことが大切です。頻繁に外に出られない場合は、ふくらはぎをもんだり、足の指をグーパーグーパーと繰り返して動かしたりするとエコノミークラス症候群防止の効果があるそう。実際にやってみると、ふくらはぎがポカポカしてきて、血流がよくなったように感じました。 さらに根本教授が強調していたのは「運転席では眠らないでほしい」ということでした。仮にエンジンをかけた場合に運転席を使うと、寝ているときに知らずにアクセルを踏み込んでしまい、車の火災などにつながる可能性があるということです。 【「トイレ」対策 実はいちばん大切!?】 そして、私が困った「トイレ」の対策。根本教授は、実は車中泊避難で最も大切なことだと指摘します。 まずその前提として、車中泊避難をするときは、できるだけ水分を補給する必要があるといいます。エコノミークラス症候群は、血液が固まることで起きるとされているためです。体験では、事前に根本教授からなるべく飲むように言われていたので、車内の乾燥も手伝って多めに水を飲むようにしました。それが、トイレに行きたくなる要因なのですが…。 ただ、根本教授は「絶対にトイレを我慢しないでほしい」と言います。そのためにも、携帯トイレの準備や使用方法の確認。それに避難する際に、できるだけトイレに行ける環境を作っておくことが大切だと感じました。 専門家「家庭の事情に応じて備えを」 根本教授は繰り返し「車中泊避難」は、なるべくほかに避難の手段がないときにするものだと強調しています。ただ、車が身近な存在である地方などでは、その手段を選ぶ人が多いことも事実。そのため、少しでも日ごろから、車中泊避難をせざるを得なくなったときに備えることが大切だと話していました。 車中泊避難に詳しい日本赤十字北海道看護大学 根本昌宏教授 「家庭の事情、それぞれの事情に応じて、まずは備蓄や備えをしていただき、そのうえで、できれば一度練習をしてみてほしい。そうすることで、万が一の時にようやく生かすことができると思います」 今回の体験を通して 今回わずか3時間の体験でしたが、時間を追うごとに疲労感が増し、寒さも手足だけでなく、全身で感じるようになりました。また、夏になるとまた状況が大きく違うと思います。車中泊避難が必要になった場合に備えるにはどうすればいいのか、改めて考えてみようと思いました。 そして、今回の「つらい」体験を、災害の時に放送で呼びかける車中泊への注意点に生かしていきたいと思います。 「トイレが心配だとは思いますが、こまめに水分補給をして、できるだけ体を動かしてください」</p>