Tumblrlr(タンブラー)は米国時間2月24日、ウェブとモバイル向けに広告なしのブラウジング体験を展開すると発表した。Tumblrが「純粋な、混じり物のない戯言」と呼ぶこのサービスは、月額では4.99ドル(約580円)を支払う必要があるが、年間価格39.99ドル(約4600円)を払うなら4カ月分が無料となる。このオプションを選択するには、ユーザーは自分の「アカウント」から、「Go Ad-Free」ボタンを押す。すると、4.99ドル/月または39.99ドル/年のいずれかのサブスクリプションを選択するように求められる。広告なしのブラウジングはモバイルでも可能だが、有効にできるのはウェブからのみ。この機能は、サードパーティの広告を非表示にするが、Tumblrユーザーのスポンサー付き投稿を非表示にすることはできない。
これは、何年もの間に価値を下げてきたこのプラットフォームを収益化するための、Tumblrによる最新の試みだ。ここ数カ月だけでも、TumblrはPost+(ポストプラス)のサブスクリプションや、ユーザーがお気に入りのブロガーにStripe(ストライプ)経由で現金を送ることができるTipping(チッピング)を発表している。TumblrはPost+の収益から5%の手数料を得るが、チップはすべてクリエイターに直接送られ、通常のクレジットカード手数料(2.9%+0.30ドル[約35円])を差し引いた額が支払われる。
Tumblrユーザーたちは、プラットフォームに変更が加えられると厳しく批判することで悪名高いが、広告なしのサブスクリプションは、ペイウォール(有料化された)投稿よりも押し付けがましくない機能だ。Tumblrは、非常に奇妙な広告を提供しているが(我々の個人的なお気に入りは、領主になるためにスコットランドの1平方フィートの土地を購入することを提案するものだ)が、一部のユーザーは、ブラウザの拡張機能を使用することで、すでに広告なしのTumblrを実現しているため、サブスクリプション料金を支払う動機がないことを指摘している。
画像クレジット:Tumblr
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(文:Amanda Silberling、翻訳:Hirokazu Kusakabe)