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中城ふみ子は1954年2月、第1回短歌研究50首詠に入選し、すい星のごとく歌壇に登場。同年7月、『乳房喪失』(作品社)を刊行したが、8月3日、乳がんにより花火が散るように32年の短い生涯を閉じた。ふみ子が本格的に短歌を始めたのは49年。野原水嶺が代表の「辛夷」の歌会に出席してからだ ▼塚本邦雄は…