もっと詳しく

2016年から菊池寛の短編小説を落語化して高座にかけてきた。手がけたおよそ20作品のうち、よりすぐりの9作品を原作と並べて載せたのが本書だ。原作に忠実なものから飛躍したものまでさまざまで、読み比べるのが面白い。菊池に興味をもったのは、命日が自分の誕生日と同じだったから。読んでみて「これ…