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基本的に”イメージ”を意識した内容となっておりますので、基礎知識の無い方への入門向きです。
じっくり学んでいきましょう!

今回は、「同じ[V]という単位に対して量記号が”E”と”V”に分かれている理由」についての説明です。

同じ[V]という単位に対して量記号が”E”と”V”に分かれている理由

量記号の”E”は起電力の[Electro motive force]の頭文字なので、単位が同じ[V]であっても電圧・電位・電位差の量記号は”E”にならない。

同じ[V]という単位に対して量記号が”E”と”V”に分かれている理由

回路図を見ていると、電源の量記号は”E”、抵抗の両端の電位差などの量記号は”V”になっていますよね?
なんとなくそれを見て『起電力は量記号をEにすればいいのか』と認識していることが多いと思います。

では、何故量記号が”E”と”V”に分かれているのでしょうか?

単純に疑問に思ったので調べてまとめてみました。

と言っても理由は単純で、電圧・電位・電位差は[Voltage/電圧]の”V”起電力は[Electro motive force/起電力]の”E”になっているだけです。
電圧・電位・電位差は明確には違いますけど同じようなものですからね。
それに対して、起電力だけは明確に異なるから分けてあるのかな?

起電力って何だっけ?

起電力とは、電流を流そうとする電気的圧力の強さのことです。
電圧を発し、電流を流す源のことを電源と呼びます。
この電源がどの程度の電圧を発生させることができるかを表しているのが起電力です。
つまり、電源に10Vと書かれていたら、起電力が10Vだということです。

電圧と起電力を混在している方が多いですが、電源が発生させる電圧をピンポイントで起電力と呼んでいるイメージです。

そもそも、「気的圧こす」で「起電力」なので、抵抗などの負荷にかかっている電圧は「抵抗にかけられた電圧」であって、起電力になり得るはずがないのです。

以上、同じ[V]という単位に対して量記号が”E”と”V”に分かれている理由についての説明でした。


【基礎から学ぶ直流回路】

◎電気回路の基礎 ~そもそも電気回路とは?
◎同じ[V]という単位に対して量記号が”E”と”V”に分かれている理由
◎回路図の描き方 ~初心者は知っておきたい基本的なルール
◎抵抗の基礎 ~種類やカラーコードの見方
◎直列接続の考え方

◎並列接続の考え方

◎抵抗と並列に導線を繋いだ場合の電流の流れ
◎基準点による電位の変化
◎導体の電気抵抗 ~抵抗率と導電率の関係
◎キルヒホッフの法則
◎重ね合わせの理
◎テブナンの定理

◎ノートンの定理
◎テブナンの定理とノートンの定理の関係
◎ミルマンの定理
◎ブリッジ回路と平衡条件

◎ホイートストンブリッジ回路とメートルブリッジ回路
◎ブリッジ回路のΔ-Y変換
◎電圧源と電流源 ~等価電源と理想電源の違い

◎電圧源と電流源を含む回路の考え方
◎電圧源と電流源の接続方法の注意点
◎起電力と内部抵抗が等しい電圧源を複数並列に繋いだ場合の考え方
◎電力とジュールの法則
◎チップ抵抗器の定格電力と外形寸法表記
◎最大電力 ~最小定理の考え方
◎複数の電源から供給される電力の割合