early Reflection初のライブイベント「early Depts」が、2月19日に下北沢ろくでもない夜にて開催された。
本公演は、『若く将来性のあるアーティストたちの“出発点”になるようなライブにしよう』という想いから命名されており、early ReflectionがサポートをしているSuhm、Ariji Joeの2組が出演した。
外の雨の様子をそのまま表したような青く照らされたステージの中、まずはSuhmが登場。ノイズが強烈なインスト曲「不安」から本公演は幕を開けた。「Suhmです。よろしくお願いします」という声に続き、「僕の死体はジャケにして」、「わすれてきたこと」に突入。両手でマイクを持ちながら熱く歌い上げる。さらに、「あわ、くらげ、ニコチン」へと続く。そして、前身キャリアKdori Kdoriの楽曲「This Ocean is Killing Me」をセルフカバーで披露。幻想的なギターソロから始まり、優しく力強く歌い上げる。外で降る雨の寒さを感じさせないような暖かな演奏だった。
「改めまして、Suhmです。今日は呼んでいただきありがとうございます。歌と、ギターと、VJを今日もワンオペで頑張っていきたいと思います!コロナ禍で、言いたいことが言えないような世の中に嫌気がさしていて、その中で感じた色々なものに対するアンチテーゼを込めた曲です」と話すと、ギターを置き「Science Fiction」を披露。目元を隠す仕草が印象的なパフォーマンスだった。続けて、「HeatBeat」を歌い上げる。
「生きていると良いことも嫌なこともあるけど、どうしても気持ちが下がってしまう時の一曲をやります」と、新曲「Blue Vibe」を披露。赤、オレンジ、青の3色で照らされたステージは、不気味に楽曲を彩る。さらに、Suhmでの活動初期の楽曲「Maiking me free」、最新曲「スローダウン」を続けて披露。重い音とは裏腹に浮遊感のあるドラマチックな演奏で楽曲を終えると、真っ赤なライトがステージ全体を照らし、「This is me」が披露された。切なさと激しさが混在する演奏に引き込まれる一曲だった。
一度暗転した後、暗闇の中「何か良いことを言おうとしたけど忘れちゃいました。言葉にならないくらい嬉しいです!Ariji Joeさんは、R&Bな感じなので僕はロックをやろうかなと思います。最後まで楽しんで下さい」と語り、Black Sabbathの「Iron Man」をクールに演奏。打って変わって、ポップなビートが印象的な「Solitude」へ突入。2つのマイクを使い、二重になった歌声にフロアも盛り上がりを見せた。
「次で最後の曲です。今日は本当にありがとうございました!」と手を振りながら感謝を語り、「ナイトミュージック」を披露。歌詞にある”逃避行”を思わせる、幻想的な夜のような一曲に、全員が体を揺らしながら最後の曲を楽しみ、Suhmはステージを下りた。
続いて、バンドセットで登場したのはAriji Joe。Ariji Joeのピアノソロから「cinnamon」を披露。長尺のイントロから、ギター、ベース、ドラムと加わり、「レットゴー!」の掛け声と共に幕を開ける。笑顔を見せながら楽しそうに演奏し、1曲目からフロアの心を掴む。続いて、「TOKYO20」へと突入。ギターのリフから始まり、表情豊かに歌い上げる姿に、間奏では会場全体が体を揺らし楽しむ。青と黄のライトに彩られた会場は、まさに東京の楽しい夜を表していた。
「Ariji Joeです。今日はearly Deptsに出演させていただきありがとうございます!僕はR&Bを基調にファンキーな音楽をやっています。楽しんでいっていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!」と挨拶を挟み、「Good Girl」を披露。バンドメンバーと顔を見合わせながら、しなやかに優しく歌い上げる。
「本当はマスクを外して、イェーイとかフーとか言いたいんですけど、それがなくても楽しんでいただけたらと!続いては、これまでずっとやってきた一曲をやりたいと思います。皆さんの夢の中で会いたいという猟奇的なバラード曲です」と語り、「夢で逢えたら」を披露。ピンクの小さなライトに照らされた幻想的なステージの上、声色の豊かさを見せた。
「Suhmさんのあの空気感はどうやって出せばいいんですかね~。ギターを抱えているのはやっぱりかっこいいですよね。ちょっとしっとりした曲をお送りしたので、グルービーな曲でもお送りしますか!」と、「Change your mind」を披露。メンバーを紹介しながら、ドラマチックに演奏した。
「ライブシーンを盛り上げたいということで、今回のライブに参加させていただきました。こうやって音楽を届けることができて本当に嬉しいです!本当に良い夜だったなと思います!皆さんもそう思って聴いていただけたら嬉しいです」と、「You and I」を披露。オレンジとピンクに照らされ、微笑みながら優しく、温かく最後の一曲を歌い上げた。
ステージを去ろうと立ち上がったAriji Joeだったが、フロアからの拍手に応え、急遽アンコールを決定。
「これがライブですね!皆さんの”盛り上がって終わりたい”という気持ちが伝わってくるので一曲やります!踊りながら楽しんでいただけたらと思います。今日は皆さん本当にありがとうございました!」と手を上げ、「CITY BOY」を披露。カラフルに照らされた会場は、皆、体を揺らしながら楽しみ、Ariji Joeの音楽に陶酔した様子でライブは幕を閉じた。
『若く将来性のあるアーティストたちの“出発点”になるようなライブにしよう』という想いから開催された本公演であったが、まさに”early Depts”という名にふさわしいライブだったと思う。ここを出発点に、さらなる活躍を見せるであろうSuhm、Ariji Joe、そして『アーティストの音楽を彩る存在でありたい』という想いの元始動したearly Reflectionの動きからも目が離せない。
◆ealry Deptsセトリプレイリスト
https://lnk.to/earlydepts220219
◆ealry Reflection
プロモーション力で新世代アーティストをサポートするPR型デジタルディストリビューションサービス。プレイリスト&カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』がコラボレーションし、メディアとコラボしたデジタル戦略を展開。新世代アーティスト向けに音楽配信代行、楽曲プロモーションサービスを提供する。
HP:https://earlyreflection.com/
Twitter:https://twitter.com/e_Reflection_
◆Suhmプロフィール
7月8日外国生まれの日本人男性、塔本圭祐によるソロプロジェクト。粗大ゴミ置き場でギターを拾ったことからキャリアをスタート。メランコリックな楽曲を制作し、自由を求めて音楽活動を行う。
「スローダウン」配信中
https://lnk.to/suhm_slowdown
Official HP : https://www.s-u-h-m.com/
Twitter:https://twitter.com/suhm_music?s=20&t=cQj50UABJqoUu1bu9dxe-g
Instagram:https://www.instagram.com/suhm_music/
◆Ariji Joeプロフィール
東京出身のNeosoul/R&Bをベースにした新進気鋭のトラックメイカー/シンガー。独特のリズム感とソウルフルな歌声で聴く人を虜にする。2019年12月、レコチョク主催のイベントにて3ピースバンドOmoinotake、世界的なヒューマンビートボクサーであるSO-SOのオープニングアクトを務める。
「DESERTED」配信中
https://lnk.to/DESERTED
Instagram:https://www.instagram.com/ariji_joe07/
<セットリスト>
Suhm
1.不安
2.僕の死体はジャケにして
3.わすれてきたこと
4.あわ、くらげ、ニコチン
5.This Ocean is Killing Me
6.Science Fiction
7.Heartbeat
8.Blue Vibe
9.Making me free
10.スローダウン
11.This is me
12.Iron Man(Black Sabbathのカバー)
13.Solitude
14.ナイトミュージック
Ariji Joe
1.cinnamon
2.TOKYO20
3.Good Girl
4.夢で逢えたら
5.Change your mind
6.You and I
7.CITY BOY
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