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自分のテンポ渡さない 初対面でもないのに「初めまして」とあいさつし、思わず苦笑いした。実は、小説家の綿矢りささん(37)へのインタビューは2回目。新型コロナウイルスが流行して以降は、初めてとなる。このあいさつが口をついて出たのは、顔がマスクで覆われて印象が違ったからだけでなく、コロナ…