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前衛美術集団「具体美術協会」(具体)の中心メンバーだった村上三郎(1925~96年)は、生涯で40回近く制作された通称「紙破り」とともに語られてきた。木枠に張ったハトロン紙を体当たりで突き破る、パフォーマンス性の強い作品だ。だが当初、それは「絵画」として展示されたという。 兵庫県の芦屋市…