フェラーリ初のSUVは「プロサングエ」と呼ばれ、2022年中に登場する予定だ。フェラーリは2022年に初のSUVを発売する。プロサングエは、このクラスで最速のモデルとなるはずだ。今、スーパーSUVがリークされた!
フェラーリSUVの量産型初リーク
この2枚の写真は、フェラーリ工場内で密かに撮影されたと思われるが、正面から見ると「フェラーリ ローマ」に似ている「プロサングエ(purosangue=サラブレット)」である。フェラーリには珍しい、SUVのペイントされたホイールアーチが印象的だ。リアは、4本のテールパイプと4つのリアライトエレメントがライトストリップで結ばれ、完全にフェラーリ仕様となっている。このリーク画像に写っている「フェラーリ プロサングエ」は、これまでに公開されたプロトタイプのグレーシルバーのSUVに非常によく似ているので、量産モデルと推測される。
高級SUVの代表としては、ランボルギーニは「ウルス」、ベントレーは「ベンテイガ」、ロールス・ロイスは「カリナン」、アストンマーティンは「DBX」、ポルシェは「カイエン」がそれぞれを代表するモデルだ。そして高級SUV市場は活況を呈している。市場での競争激化を受け、フェラーリもSUVへの移行は必然のように思える。その最たる例がランボルギーニブランドで、SUV「ウルス」のために、サンタアガタ ボロネーゼの工場を拡張し、今やウルス販売台数は2019年のほぼ2倍の5,000台近くに達している。
新型V6ターボを搭載したプロサングエ
将来的に、「プロサングエ」はフェラーリの「GTC4ルッソ」のモデルレンジを置き換えることになる。すでにマラネロ周辺では、厳重なカモフラージュを施した最初のプロトタイプが走行している。
今までに知りえたことは、フェラーリ初のSUVは4ドアだが、煩わしいBピラーはない。「プロサングエ」は、完全新開発のV6ターボガソリンエンジンを搭載し、オプションでハイブリッド駆動も選択可能だ。システム出力は700馬力を超える可能性がある。「プロサングエ」にV8またはV12が搭載される可能性はかなり低いが、現時点では完全に否定されているわけではない。また、このSUVは新開発のフロントエンジン用プラットフォームをベースにしており、今後、他のモデルにも採用される可能性がある。「プロサングエ」のルックスは、「マセラティ レヴァンテ」からヒントを得ているようで、ルーフラインはリアに向かって急激に傾斜していることが予想される。
フェラーリSUVは2022年に登場予定
インテリアは、ラグジュアリーSUVのすべてのアメニティを提供し、「ローマ」や「SF90ストラダーレ」ですでに見られる新しいデジタルコックピットアーキテクチャを採用している。当初、「プロサングエ」は、早ければ2020年に約30万ユーロ(約4,000万円)の価格で発売される予定だったが、当時のフェラーリのボス、ルイス キャリー カミレリは、このモデルを完成させるために市場投入を延期していたのである。しかし、ついに今年、2022年中に市場投入されることになったようだ。アップデート情報をお楽しみに!
Text: Jan Götze
Photo: Instagram/cochespias