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活性酸素とは、化学的に説明すると「電子を失って(=酸化して)不安定になった酸素分子」のことです。活性酸素は身体の分子から電子を奪って、酸化させます。体内の分子が酸化すると本来の機能を果たすことができません。そして、電子を失った分子は周囲の分子からその電子を奪おうとするため、活性酸素がたくさん溜まると電子の奪い合いが連鎖し、身体の調子が次々と悪くなっていくのです。今回は活性酸素が発生する原因やそれを中和する仕組みについてみていきましょう。※本連載は、小西統合医療内科院長・小西康弘医師による書下ろしです。