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 ひとつのバス事業者を掘り下げて紹介する、バスマガジンの名物コーナー、バス会社潜入レポート。今回は2019年に遡って、1月発売号で掲載した関鉄グループ編を振り返って紹介する。

 高速バスの中でも都心シャトル、空港シャトルなどの昼行の中・近距離便は利用者も多く、通勤、ビジネスほか生活路線としても活躍している。関東鉄道本体担当の昼行便では、全車でPASMOが使用可能であり、ニーズに合わせた進化も見せている。

 一方、夜行では28人定員のゆったり車やパウダールーム付きの貸切車など、プレミアムなバスも運行している。

(記事の内容は、2019年1月現在のものです)
構成・執筆・写真/加藤佳一(B.J.エディターズ)
※2019年1月発売《バスマガジンvol.93》『おじゃまします! バス会社潜入レポート』より
(関鉄グループ特集 その4)


■高速車の一部にWi-Fi導入 パウダールームつきの貸切車も

■高速バスカラー(夜行)
●いすゞ QRG-RU1ESBJ

2090MT/水戸200か1573 水戸営業所/高速 夜行高速バス水戸~大阪線の開業時には三菱エアロクィーン Iを投入。一般路線カラーにオレンジをあしらったオリジナルデザインを採用した

 東京駅発着や空港発着などの昼行高速車は後部トイレつき48~53人乗りのハイデッカー。近年、折戸仕様からスイングドア仕様に変更した。

 高速バス開業当初からいすゞ製と三菱製を選択。現在もガーラとエアロエースが主力だが、17年から日野セレガの採用を開始した。

■貸切バスカラー
●日野 QTG-RU1ASCA

8073SW/千葉200か2900 観光バス佐原営業センター/貸切 貸切バスは1981年に登場したパノラマサロンから、アイボリーにオレンジとマルーンのサンダーラインを採用。1989年には直線的な旧京成グループカラーに変更された

 なお現在、予約制を除く昼行高速車全車でPASMOが使用可能。水戸営業所の車両にはフリーWi-Fiを導入している。

 夜行の大阪線には当初、中央トイレつき28人乗りの三菱エアロクィーンを使用。15年式の最新車はガーラハイデッカーとなった。

■霞ヶ浦広域バス
●いすゞ 2KG-LR290J3

G5083/土浦200か1652 グリーンバス石岡営業所/一般路線 関鉄グリーンバスの一般路線車は関鉄路線バスカラーと同一。2010年のBRT開業時には、ホワイトとシルバーの「かしてつバス」カラーが採用された

 関鉄観光バスの一般貸切車もいすゞ製と三菱製を選択。00年代から53・55人乗りのハイデッカーが主力となった。

 13年にはヒュンダイユニバースを1台、16年には日野セレガを2台採用。14年には後部パウダールームつき45人乗りのガーラ・エアロエース各1台を新製し、「K-bus」と名づけた。

 なお、経年車両の一部は契約貸切車・特定車に転用されている。

■ヤマザクラGO
●いすゞ 2KG-LR290J3

P6033/つくば230あ3939 パープルバス下妻営業所/一般路線 関鉄パープルバスも関鉄路線バスカラーを採用しているが、コミュニティ路線ではオリジナルカラーの専用車が活躍

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