イメージとしては、掌(てのひら)に掬(すく)った豆腐を載せ、包丁で賽(さい)の目に。春というのに、まだ寒く水も冷たい。包丁の手がつい竦(すく)む。豆腐の色の明るさに気分を整えよう。 『青森県句集』第32集より。