スピノザの「裏の主著」である『神学・政治論』の禁書化からおよそ1年、彼の暮らしていたハーグでの審議によってスピノザは監視下に置かれ、出版することが不可能になった哲学上の主著『エチカ』――その写本がバチカンの異端審問書庫で発見された背景には、とある科学者/宗教家の姿があった。 吉田量…
スピノザの「裏の主著」である『神学・政治論』の禁書化からおよそ1年、彼の暮らしていたハーグでの審議によってスピノザは監視下に置かれ、出版することが不可能になった哲学上の主著『エチカ』――その写本がバチカンの異端審問書庫で発見された背景には、とある科学者/宗教家の姿があった。 吉田量…