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<p>プーチン氏、ウクライナ東部の独立を承認 ロシア軍に「平和維持」を命令 – BBCニュース</p><p>BBCニュース – プーチン氏、ウクライナ東部の独立を承認 ロシア軍に「平和維持」を命令</p><p>ロシアのプーチン大統は21日、ウクライナ東部の独立派の反政府勢力が掌握している地域を独立国家と承認した。また、ロシア軍に両地域で「平和維持活動」につくよう命じる文書に署名した。</p><p>BBCのサラ・レインズフォード東欧特派員は、ロシアによる2地域の承認は、ロシア軍が堂々と、非常に近いうちに「平和維持活動者」としてウクライナに招かれる格好で入り込む可能性が出てきたことを意味すると説明した。 欧米が一斉に非難 イギリスのボリス・ジョンソン首相はロシアの動きを、「ウクライナの主権と完全性に対する重大な違反」であり、国際法違反だと批判。その上で、「非常に悪い予兆であり、非常に暗いサインだ」と述べた。 イギリスのリズ・トラス外相は、ロシアに対する新たな制裁を22日に発表すると述べた。 アメリカのジョー・バイデン大統領は、承認された2共和国に絡む投資や通商を米国民や企業に禁じる大統領令を、近く出すと述べた。また、追加措置も続くとした。大統領報道官はこれらの措置について、同盟国と準備している厳格な経済制裁とは別だとした。 欧州連合(EU)は、「結束、断固さ、ウクライナとの連帯の決意をもって応じる」と宣言。ドイツのアンナレーナ・ベアボック外相は、「ウクライナの領土の完全性と主権に対する新たな違反」だとし、同盟国と共に対応すると述べた。 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアの動きを受け、国家安全保障会議を開催。フランス、スペイン、アメリカの首脳らと直接協議した。 「併合の話はしていない」 ロシアは近年、ドネツクとルガンスクの多数の住民に、ロシアのパスポートを発給してきた。それらの住民の保護を掲げてロシア軍が両地域に入るのではないかと、西側同盟国は懸念している。 北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「ロシアはウクライナ東部で分離派を金銭的、軍事的に支援することで、紛争をあおり続けている。さらに、ウクライナに再び侵攻する口実をでっち上げようとしている」と警告した。 プーチン氏による独立国家承認の発表の前には、ドイツのオラフ・ショルツ首相とフランスのエマニュエル・マクロン大統領が、プーチン氏と協議した。 西側諸国はウクライナを支持しており、侵攻があればロシアに厳しい制裁を科すと宣言している。ただ、制裁の内容は明らかではない。 プーチン氏はこの日の発表前に、安全保障会議を開催。その模様はテレビで放送された。その中で、当局者2人がウクライナ東部の「併合」の可能性に言及したように思われた。 プーチン氏は、「私たちはその話はしていない。それについて協議していない」とし、首を振った。そして、「独立を承認するかどうかを話し合っているのだ」と述べた。 (英語記事</p>