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空白ごっこ、覚醒の1枚『ラストストロウ』(2022年2月16日 CDリリース)が届いた。TVアニメ『プラチナエンド』エンディングテーマ「ラストストロウ」の登場だ。『DEATH NOTE』、『バクマン』を生み出した大場つぐみ、小畑健の強力タッグが原作を手がける話題作への抜擢であり、2ndシリーズを彩る重要ナンバーである。

 

空白ごっことは、ヴォーカリストであるセツコ、コンポーザー針原翼、koyoriによるユニット形態の3人組バンド。最新曲「ラストストロウ」では、透明感ある透き通った歌声と心の痛みを両立する表現力の奥深さに注目したい。一度聴いたら忘れられない、エモーショナルなヴォーカリゼーションとブレスが魅力のセツコによる歌声、“生と死”を予感させる濃密なサウンドが心に突き刺さる。

 

「だんだんと空白ごっこが自分にとって馴染みのいいものになってきています。どうしていきたいとか、何をしていきたいかがはっきりと見えるようになってきました。」(セツコ)

 

「タイアップが決まったり、メディアに取り上げていただけるようになってありがたいですよね。そんなチャンスを掴みながら前に向かっていきたいです。」(koyori)

 

「これまでは準備期間だったのかなって、振り返って気がつくことがあります。年が明けて、セツコさんの発言も変わってきたんですよ。自信や成長を感じられるし、役割が明確になってきたというか。チームのスケール感も大きくなっていることをひしひしと感じています。空白ごっこに見合った大きな目標が定まってきたなと。」(針原)

 

●1曲目「ラストストロウ」

「ラストストロウ」は作詞をセツコ、作曲を空白ごっこの3人でCo-Write(共作)。アニメ『プラチナエンド』からの影響を強く感じさせるロックナンバーだ。これまで培ったバンドのアイデンティティーを惜しみなく込めた作品でもある。バラエティに富んだ前作2nd EP『開花』から一変して、ドープなイントロから深みへと突き進みながらも、セツコのブレスが印象的であり、心象風景を赤裸々に描き出していく作品だ。

 

「壮大にものを広げていきながらも、解釈として“こうだったんですよ”みたいな答えは出さないというか。全体の総括をするのではなく、主人公の幸せだった記憶にフォーカスしました。死がテーマな原作なので、死に近づいた瞬間を想像して、要素要素をいくつか歌詞に取り込んでいます。」(セツコ)

 

「今回、手探り感があって。僕が作りはじめたものを、ゴールが見えないなかハリー(針原)さんとセツコさんに投げて判断をもらいながら3人で作って。結果的にとてもよくなりました。」(koyori)

 

「セッちゃん(セツコ)セツコさんのブレスは、歌詞がないときのボーカルの存在をあらわすものなんです。歌っていない時を、どれだけ考えられるかを勝負したかったんです。他の人にバレたくないんですけどね(苦笑)。ラーメン屋の秘伝のタレ、みたいな感じで。今回は初っ端からブレス、息遣いが入っていて。それは、楽曲の“生と死”というコンセプトを表現しています。セツコさんのブレスを情報量あるサウンドとして捉えていて、こだわったポイントですね。」(針原)

 

 

●2曲目「カラス」

カップリング収録の「カラス」は、抗う気持ちをカラスに重ね合わせたkoyori詞曲による疾走感溢れるダークなロックチューン。バンド名に由来する、“何もないけれど何かある“空(くう)”という世界観を“心”に例えて、その精神世界で遊ぶ(ごっこする)こと”をコンセプトにした空白ごっこによる表現活動。まさにエモーショナルなギターフレーズがエッジーに空を切り開いていく。

 

「koyoriさんって毎回、koyoriさんらしい音色があるんですけどいつも楽曲が挑戦的じゃないですか? 『シャウりータイム』で出し切ったかと思いきや、上からドンって置き換えるよりも、下からぬるっと新しいモノを添える感じで『カラス』がやってきて、これは新しいなって。」(セツコ)

 

「この曲はタイアップ曲ではないし、なんの情報もないままにkoyoriくんに聞かせてもらって。ほんと飛び上がるほどカッコいい曲ですよね。」(針原)

 

「ギターがメインの曲です。このタイプの曲はひさびさで、ギターが熱いテンションの高さに高まる気持ちがあらわれているかも知れません。」(koyori)

 

●3曲目「ふたくち」

ストリーミングや通常盤CDの3曲目に収録された「ふたくち」。セツコによる詞曲ナンバー。なんとも言い表せない不安な気持ちを言語化したワードがすっと入ってくる作品だ。そこには悲しさとともに煌めいた優しさも感じられる。“だんだんとしまっていく感情”という精神状態の揺らぎともいえるフレーズが胸に残る。空白ごっこ“らしい”センシティブな世界観を生み出す極上のポップソングである。

 

「何のためにとかではなく、たまたま出来た曲なんですよ。『ラストストロウ』の制作中、上京をして一人暮らしをはじめて、生活の変化がありました。目標だったんですけど、健康的になることが多くって。考え方が楽観的になったというか、病まなくなりました(苦笑)。でも、到達したら到達したでデメリットもあって。大丈夫ではなかった頃にあった繊細な部分や細かい機微に気がつけた感覚が緩くなっていて。メリットとデメリットがあるんだなって冷静に受け止めて歌詞にしました。欲張りだなって、このタイトルにしたんです。」(セツコ)

 

「単曲でシングルにするのであれば、もっと柔らかにしていたかもしれません。他の2曲が強すぎたので、この形で完成しました。聞き応えという意味でサウンドは骨太になっていると思います。歌詞は、どちらにもとれたんですよ。でも、強さに沿った世界観になっていますね。」(針原)

 

「デモの段階から、いい曲だなと思って。よもや嫉妬すら生まれるくらいで(苦笑)。アレンジが組み上がって、ひとつひとつの音の存在感もバランスがよくて。説得力ある曲になりました。」(koyori)

 

本作『ラストストロウ』のアートワークはセツコが手がけた。サウンド&ヴィジュアルというクリエイティヴ面の進化、新たな一歩を踏み出した2022年の空白ごっこ。すでに様々なメディアからの注目度も上がっている状況だが、今年はどんな年になりそうだろうか。

 

「アートワークは、3曲が完成する前にイメージがあって。今回、青と白の2色の砂つぶを使っていて、遠くから見ると砂つぶ同士が混ざってみえるんだけど。絵の具みたいに溶けあうわけではなく、遠いところにいるというのが『ラストストロウ』の世界観に似ているかなって。」(セツコ)

 

「今年は、よりチームの結束力が高まってきたので、僕も同じ方向をみて頑張っていきたいですね。」(koyori)

 

「去年からツアーもはじめてチャレンジはしているし、どれだけの評価が帰ってくるのかが明らかになっていく怖さもあります。でも、それを楽しみながらも、多くのリスナーに広げていきたいし、耳に届けるというゴールをしっかり見届けたいですよね。」(針原)

 

取材&テキスト:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)

 

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空白ごっこ「ラストストロウ」概要

●CDご購入はこちら 
https://Drake.lnk.to/laststraw

 

●DL・サブスクはこちら 
https://lnk.to/laststraw-single

 

●空白ごっこ – ラストストロウ(Music Video)

●moraキャンペーン 概要
https://mora.jp/package/43000004/PCCA-06103_F/

●animelo mixキャンペーン 概要
https://pc.animelo.jp/portals/product/4844565

 

●商品情報

空白ごっこ「ラストストロウ」

◆初回限定盤(CD+DVD)

PCCA-06102 ¥1,870(税込)

アニメ絵柄ステッカー巻き帯仕様(1期オープニング/エンディング 連動デザイン)

[収録曲]

・ラストストロウ

・カラス

・ラストストロウ-TV size-

 

[DVD収録内容]

・映像特典 REC風景映像収録

 

◆通常盤(CD ONLY)

PCCA-06103 ¥1,320(税込)

[収録曲]

・ラストストロウ

・カラス

・ふたくち

 

<法人別特典>

・Amazon

MVシーンAメガジャケ

MVシーンBメガジャケ

初回限定盤:https://www.amazon.co.jp/dp/B09NP545P1

通常盤:https://www.amazon.co.jp/dp/B09NP896RJ 

 

・全国タワーレコード/タワーレコードONLINE

MVシーンステッカーA(セツコ複製サイン入り):https://www.hmv.co.jp/news/article/2112171045/ 

・全国HMV/HMV&BOOKS online

MVシーンステッカーB(セツコ複製サイン入り):https://www.hmv.co.jp/news/article/2112171045/ 

・全国アニメイト(通販含む)アニメイラストポストカード

初回限定盤:https://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/2025525/

通常盤:https://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/2025526/ 

 

・その他法人

アニメイラストブロマイド

<空白ごっこ Profile>

下北沢を拠点とし、インターネットシーンを中心に活動中。楽曲のエネルギーに負けない胸に刺さるパワフルでエモーショナルなヴォーカルを「セツコ」が担当し、メインコンポーザーとして「koyori」「針原翼」がそれぞれの特徴を活かした楽曲を制作。何もないけど何かある「空(くう)」の世界観を「心」に例えて、その精神世界で遊ぶ(ごっこする)ことをコンセプトにした音楽プロジェクト。

2021年元日にリリースした「運命開花」がサブスクリプションサービス各社多数のプレイリストに選出された他、MusicVideoは投稿から現在まで120万回再生されるなど注目を集めている。

7月からは下北沢の老舗ライブハウス10箇所を回る初のライブツアー「全下北沢ツアー」を開催。Hakubi、レルエ、空想委員会、シナリオアートなど、各会場ごとに魅力のあるゲストアーティストとの対バンを発表し話題となった。ツアーチケットは耳の早いリスナーからの反響により、全会場ソールドアウトした。

9月に配信リリースした「プレイボタン」は、全国ラジオ10局でパワープレイを獲得。Spotify公式プレイリスト『キラキラポップ:ジャパン』のTOPカバーアーティストを始めとするさまざまな各音楽配信サイトでもトップバナーに選出された。

10月にリリースした2ndEP『開花』には、ニッポンハム『シャウエッセン』のCMソング「シャウりータイム」、TVアニメ『闘神機ジーズフレーム』OPテーマの「天」、『下北沢カレーフェスティバル2021』のテーマソング「カレーフェスティバル〜パパティア賛歌〜」などが収録され、空白ごっこの今が凝縮された作品となった。「シャウりータイム」はCMで話題を集めただけでなく、Amazon Musicの「FRESH J-POP」「NEW IN JAPAN」「HOT J-POP」などのプレイリストに選出され注目を集めている。

 

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※毎週木曜日18:00更新中

 

◆TVアニメ『プラチナエンド』概要

●オンエア情報

TBS 毎週木深夜1:28~

BS11  毎週金夜11:30~ ほか

※放送日時は変更になる場合がございます

※全24話を連続2クールにて放送  

 

●配信情報

毎週木深夜1:58頃〜

Amazon Prime Video ほか

 

●TV アニメ「プラチナエンド」 公式 HP:https://anime-platinumend.com/

●TV アニメ「プラチナエンド」 公式Twitter:https://twitter.com/ani_platinumend

●TV アニメ「プラチナエンド」 公式Instagram:https://www.instagram.com/ani_platinumend/

©大場つぐみ・小畑健/集英社・プラチナエンド製作委員会 

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