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新型ノア/ヴォクシー魅力的!! クルマのプロが選ぶ「コストコ行くならこのクルマ!!」 5選

 家族が多いファミリーや、休日にまとめて爆買いするファミリーの聖地といえば、広大な倉庫が丸ごと店舗となって日用品や食品、家電や家具までなんでも売っているコストコや、安くて美味しい食材が揃った業務スーパー。「今日はどんな掘り出し物があるかな?」と楽しみにしている人や、子供たちのレジャーを兼ねて訪れる人も多いですね。

 定番商品だけでなく、常に入れ替わる目玉商品もたくさんあるので、買い物も一期一会。ここで買わないと、もうお目にかかれないかもしれないと、ついついカートに放り込んでしまいますが、それができるのも大量の荷物を積み込むことができる便利なクルマがあってこそです。荷室がもっと広ければ、あれもこれも買えたのに、と後悔している人も多いのではないでしょうか。

  そこで今回は、実際にコストコで買い物をしている人たちや、ネットでのクチコミなども参考にしつつ、クルマのプロ目線で「コストコ行くならこのクルマが便利」という厳選した5台をご紹介。次回は、荷室に積んでおくとさらに買い物が便利になるグッズをピックアップして紹介していきます。

文/まるも亜希子、写真/グループPSAジャパン、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】大量の荷物も問題なし!! 買い物に便利なクルマ5台を画像でチェック(30枚)画像ギャラリー

新型ノア/ヴォクシー広々とした荷室&世界初「フリーストップバックドア」が便利!!

優れたパッケージングと使い勝手の良さを一層深化させた新型ノア/ヴォクシー

 まず1台目は、新型が発表されたばかりのMクラスミニバン、トヨタ・ノア/ヴォクシーです。2.0Lガソリンと1.8Lハイブリッドモデルがあり、3列シート7人/8人乗りの室内はクラス初のオットマン付きシートなども登場し、さらに魅力的なミニバンとなりました。

 そして注目の荷室では、まず開口部が大きく、いちばん荷物の出し入れをする高さである下辺が、ギリギリまで広げられていることが見て取れます。3列シートは従来どおりの跳ね上げ式格納ですが、その薄さがさらに進化し、開口部とほぼ同じ程度で出っ張り感が少なくなっています。

 そして、104Lという大容量の床下収納「スーパーラゲージボックス」がまとめ買いにも威力を発揮。コストコのカートから荷室に積み替える際に、細々したモノをこの床下収納にすっぽり収めて、ボードを閉じればその上に大きな箱モノをスッキリと収納できます。

 もし背の高い荷物がある場合は、スーパーラゲージボックスのボードを開けたまま固定し、立てかけて運ぶこともできて助かりますね。天井の高さがあるので、2列目シートまで格納すればかなり大きな家具なども積載できるので、コストコでの買い物がもっと楽しめそうです。

 さらに、壁際の駐車スペースなどに停めた際に、困るのがバックゲートを全開にするとぶつかってしまうため、いちいちクルマを前に動かしてから開けないといけないこと。でも新型ノア/ヴォクシーには、世界初の「フリーストップバックドア」という、任意の角度で開度を保持できる機能が搭載されました。屋根が低い駐車場など、バックゲートを全開にしにくい場所でも安心して荷物の出し入れができそうですね。

コンパクトなのに積載性抜群!! ソリオ&軽王者N-BOX

使い勝手の良い5ナンバーサイズながら広い荷室空間を持つソリオ

 2台目は、5ナンバークラスの2列シートミニバンという、ここ数年でグッと需要が増えたカテゴリーの先駆け的存在となったスズキ・ソリオ。全幅が1645mmとコンパクトなのに対して、全高が1745mmもある背高ノッポなボディに、両側スライドドアを備えて乗降性も高めたモデルとなっています。

 1.2Lのマイルドハイブリッドで、ここぞという場面では電気の力でアシストしてくれるため、走りも軽快。荷物満載でも非力さを感じないのが嬉しいところです。そして5:5分割で低くフロアにダイブダウンする後席は、前後スライド機能もあるので5人乗車時でも荷物が多いときにはサッと荷物スペースを広げられて便利。ゴルフバッグ4個が重ねて積載できるほどの実力です。

 2WD車にはマイバスケットがすっぽり入るほど深さのあるサブトランクがあり、細々した品物を入れたり、ボードをあげて背の高い荷物を積むこともできますね。

 もっとたくさん積みたいときには、後席を左右とも倒せば低くて広大なスペースに変身。奥行きは最大1390mmにもなり、天井も高いので自転車が余裕で積み込めるほどです。さらに、もっとたくさん積みたいときには、ソリオは助手席まで倒してフラットなスペースになるところがコストコ向き。カーペットやポールハンガーなども積んで持ち帰れます。

センタータンクレイアウトによる軽自動車最大級の室内空間が魅力のN-BOX

  3台目は、軽自動車で積載性抜群のモデルといえば、やはりホンダ・N-BOXです。ホンダ得意の低床技術は、荷室のフロアが地上からわずか47cmという低さを実現。天井の高さとあいまって、広大な荷室空間となっています。後席は5:5分割で低くダイブダウンでき、27インチ自転車が積載可能という優秀さなので、コストコの品物もどんどん積み込めます。

 そしてN-BOXがほかの軽自動車とちがうところが2点あり、まず1点目は後席の座面だけを跳ね上げ格納できるところ。こうすると、崩れやすい荷物を荷室と後席足元の2カ所に分けて積むことができたり、天井の高さを存分に生かして背の高い荷物を積み込むことも可能になります。この座面跳ね上げ格納を使うと、後席足元の空間だけでもたっぷり荷物が積めるので、狭い駐車場などでバックゲートが開けられない場所でも、荷物の出し入れができて助かります。

 そして2点目が、荷室に折り畳みしきのスロープが搭載されているグレードが選べること。もともとは車椅子を乗せるために福祉車両として登場しましたが、自転車や家庭菜園の耕運機などをラクラク積みたいという要望に応え、出し入れの操作も簡単になったスロープ仕様が登場しています。これなら重い箱モノのまとめ買いの際でも、台車ごとスイスイ積み込めて便利ですよね。

まさかのアウトバックも上回る荷室大容量モデルの輸入車厳選2台を紹介!!

後席使用状態で611L、後席を倒せば1642Lと広大なラゲッジスペースを持つゴルフヴァリアント

  4台目は、輸入車からオススメしたいフォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント。ゴルフ初の48Vマイルドハイブリッド搭載となったことが話題の新型です。従来から荷室の使いやすさには定評があったのですが、さらに磨きがかかってコンパクトクラスのステーションワゴンタイプではトップクラスとなる、611Lもの大容量を実現。

 これはなんと、ひとまわり大きなボディサイズのスバル・アウトバック(561L)を上回る数値なんです。しかも、大きな開口部はきっちりスクエアな形状で、横幅がある荷物も積みやすく、段ボールのように同じような形状の荷物を隙間なく並べたい派にも使いやすくなっています。コストコオリジナルの保冷バッグを並べるのも良さそうですね。

 後席は6:4分割で簡単に前倒しでき、もちろんフルフラットに。そうすると最大1642Lという、そこそこ大きなSUVもびっくりの大容量を確保できます。中央のアームレスト部分だけを倒すこともでき、そうすると長い荷物を通して積めるのも便利です。

 またオプション設定にはなりますが、両手で大荷物を持っていても、足の動作だけで開閉できる「パワーテールゲート(挟み込み防止機能、Easy Open&Close機能付)」があるので、カートからエコバッグに詰め替えて運ぶ派もラクラクです。

両側スライドドアに独自の3座独立リアシートを備えるベルランゴ

  5台目は、アウトドア好きの人たちにもその大容量かつ使いやすいラゲッジが絶賛されている、シトロエン・ベルランゴ。2列シート5人乗りで両側スライドドアを持つ、かつて日本ではルノー・カングーの独壇場だったカテゴリーですが、シトロエンらしいカジュアルでセンスのいいデザインや、1.5Lクリーンディーゼルエンジンの力強い走りと経済性がウケて、人気モデルの仲間入り。

 底辺がきっちりとスクエアで低いフロアを持つベルランゴのラゲッジは、5人乗っても597Lの大容量。水やビールなどのまとめ買いでも、箱モノがたっぷり積める効率の良いスペースです。そして後席は3座が独立してワンタッチでダイブダウンでき、全て倒すと2126Lという広大なスペースに。

 助手席まで前に倒せるので、ラグマットやサーフボードなど長い荷物も積み込めます。また、ベルランゴは高い天井を生かした独自の収納スペースも魅力のひとつ。前席から後席まで頭上に柱のように貫く、長い収納スペースがあったり、後席からもバックゲート側からもアクセスできる、吊り戸棚のような大きな収納があったり、細かい荷物もスッキリと整理できるようになっています。

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