もっと詳しく

<p>ウクライナは挑発に応じない、しかし自衛の用意がある=ゼレンスキー大統領 – BBCニュース</p><p>BBCニュース – ウクライナは挑発に応じない、しかし自衛の用意がある=ゼレンスキー大統領</p><p>ウクライナ東部で国軍と親ロシア派武装勢力との衝突が相次ぎ、情勢が緊迫する中、同国のウォロディミル・ゼレンスキー大統領は19日、自分たちは挑発には応じないが、ロシアが侵攻するなら自衛する用意はあると述べた。</p><p>ロシア・メディアはさらに、ウクライナ国境から1キロほどロシア領内に入ったロストフ地域で砲弾の爆発があったと報道。ウクライナはこれを否定しているが、ロシアは事件捜査に着手するとしている。 こうした状況で、ドイツとフランス両政府は自国民にウクライナから退避するよう勧告した。これまでに西側の多くの政府が同様の勧告を出している。ドイツのルフトハンザ航空は21日から1週間、ウクライナへのフライトを中止すると明らかにした。 ロシアは極超音速ミサイル発射演習 この間、ロシアは19日、極超音速ミサイルや弾道ミサイルなどを発射する演習を各地で実施した。ロシア大統領府は19日、プーチン大統領が直接指揮をとり、ミサイルの発射演習を行ったと発表した。ロシアは隣国ベラルーシで大規模軍事演習を続けている。 米政府は、ウクライナ東部を含め、「ウクライナ内とその近く」に、兵16万9000人~19万人規模のロシア軍部隊が集結していると推計している。 米国防総省のロイド・オースティン国防長官は、それまで束ねられていたものがほどけるようにロシア軍部隊が「展開」し、ウクライナ国境へ「近づいている」と話した。 ミュンヘンの安全保障会議に出席しているカマラ・ハリス米副大統領は、ロシア政府がウクライナ侵攻の口実をでっちあげようとしていると批判し、ロシアがウクライナを侵攻するなら「迅速かつ厳格」な対応をとると強調した。 同様に、ミュンヘンの会議に出席したボリス・ジョンソン英首相は、ロシアがウクライナに侵攻した場合、「我々はロシア国家にとって重要なロシア人とロシア企業に制裁を課す」と述べた。ジョンソン氏はさらに、英政府は特定のロシア企業について「マトリョーシカ人形のように開き」、ロンドンの金融街で資金集めができないようにすると話した。 ウクライナは、ロシアと歴史的につながりがあり、旧ソヴィエト連邦の一部だった。北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)には加盟していないが、どちらとも緊密なつながりがある。 一方、ロシアのプーチン大統領は、NATOのこれ以上の東方拡大を止めるという法的拘束力のある約束を西側に要求している。ウクライナはNATO加盟の実現を憲法に明記しているが、プーチン氏はNATOに、ウクライナの加盟を認めないと約束することも求めている。 (英語記事</p>