大阪府摂津市のマンションで2021年8月、新村桜利斗(にいむらおりと)ちゃん(3)が熱湯をかけられて死亡した事件で、市は母子が転入して間もない約3年前から、虐待を疑わせるリスク情報を複数得ていたにもかかわらず、児童相談所と個別に対策を検討する会議を開いていなかった。府の検証専門部会が31……
新型コロナ 「ウイルス保持者、8割減」 塩野義飲み薬、効果公表 (毎日新聞)
塩野義製薬は31日、開発中の新型コロナウイルスの軽症者向け飲み薬の最終段階の治験について、患者に実際に投与したデータを初めて公表した。前半部分のデータで、飲み薬を投与した患者は、偽薬(プラセボ)の患者と比べて体内でウイルス量が低下するのが早かった。感染性のあるウイルスが検出された人……
新型コロナ 3回目接種、早く打てた 東京に大規模会場 希望者ら安堵 (毎日新聞)
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を加速させる自衛隊の大規模接種会場が31日、東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館に開設された。対象は自治体が発行する3回目の接種券を持つ全国各地の18歳以上。変異株「オミクロン株」が猛威を振るうなか、一刻も早く接種を済ませたい人たちが次々と訪れた。2……
育毛剤追求…口腔ケア商品に結実 神戸の竹内さん「被災者の役に立ちたい」 (毎日新聞)
災害時、意外に大切なのは口腔(こうくう)ケア。避難所では水が不足しがちで歯磨きがおろそかになりやすいが、口内で細菌が増え、肺炎などを起こすこともあるという。神戸市に住む竹内洋子さん(66)は阪神大震災での被災を機に、植物を使って育毛剤の試作を重ねるうち、常緑針葉樹「コウヤマキ」の抽……
トヨタ社員自殺、和解 「パワハラでうつ」高裁認定受け (毎日新聞)
トヨタ自動車に勤務していた男性社員(当時40歳)が2010年に自殺したのは過密な業務と上司のパワーハラスメントにより、うつ病を発症したのが原因だとして、愛知県豊田市に住む男性の妻(50)と長女(20)が同社を相手取り、計1億2300万円の損害賠償を求めた訴訟は裁判外で和解が成立した。遺族側代理……
東証の市場再編 投資活性化にはほど遠い (毎日新聞)
形ばかりの再編では、世界から投資マネーを呼び込めない。 東京証券取引所は、四つの市場を4月に三つに再編するのに伴い、上場企業の移行先を発表した。 東証1部に代わる最上位市場「プライム」には、1841社が移行する。1部上場企業の84%が横滑りする形となり、単なる看板掛け替えの印象が否めない。 ……
世界遺産と佐渡金山 文化の政治利用を危ぶむ (毎日新聞)
新潟県にある「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を目指し、政府が推薦を決めた。 17世紀に世界最大級の金の産出量を誇った二つの鉱山遺跡で構成される。金の採取から精錬まで手作業で行われていた時代の遺跡は世界的にも珍しい。 政府は当初、今年の推薦を見送る方針だった。「多くの朝鮮人労……
「教員不足」文科省調査 学びの場、維持に苦心 残業慢性化「穴埋め限界」 佐久間亜紀・慶応大教授の話 (毎日新聞)
年度後半、さらに悪化 佐久間亜紀・慶応大教授(教育学・教職論)の話 先生が1人いないだけでも、数十人の児童・生徒に影響が及ぶ。2500人以上が未配置となっていた事態を、政府は深刻に受け止めるべきだ。欠員の代替となる講師を比較的確保しやすい年度初めにこれだけ足りないということは、年度後半……