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昨年夏、長崎県諫早市西里町の市立長田小体育館。並んで座る子どもらの真剣なまなざしが手描きの紙芝居に注がれていた。描かれているのは、語り手である同市長田町の山下豊子さん(65)の母、西平八千代さん=2014年に86歳で死去=の久留米空襲と救護被爆の体験だ。 1945年8月、16歳だった八千代さんは…