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<p>町田樹さんの世界:北京五輪フィギュア女子 町田樹さんが指摘するROCの牙城 | 毎日新聞</p><p>北京五輪フィギュア女子 町田樹さんが指摘するROCの牙城 町田さんは銅メダルの坂本花織選手について「女子4回転時代の難しい状況の中でのメダルは、非常に価値のあるものだ」と評します。</p><p>カミラ・ワリエワ選手(ロシア・オリンピック委員会=ROC)のドーピング問題で揺らぐ女子シングルの競技が17日に終了した。このドーピングの問題については今後、取り上げることにして、今回は女子シングルトップ選手の総括を行っていきたいと思う。</p><p>まず、今大会は十中八九の確率でROCの選手の独壇場になると見込まれていたが、ワリエワ選手が失速したことを除けば、アンナ・シェルバコワ選手とアレクサンドラ・トルソワ選手が金・銀メダルを獲得し、事前に予測されていた通りの力を発揮した。その主な要因は、やはり4回転ジャンプである。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を除いて、女子の一般的なトップ選手が演技に組み込む3回転ジャンプ最「高」難度の得点が、5・90点。これに比して、ROC勢が軒並み演技に複数回取り入れている4回転ジャンプの最「低」難度得点が9・50点と、およそ2倍である。したがって端的に言ってしまえば、ROCの選手は他のライバルが… この記事は有料記事です。</p>