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大学生になれば、学校からの通達や選択科目の申告、レポート提出などでパソコンを使う機会が多くなります。

また、コロナ禍においてはオンライン授業が半分以上を占め、当面この状況は続く事でしょう。

この記事を読まれているあなたは、これからの大学生活を送るために、どのようなパソコンを買えば良いか迷っているのではありませんか?

お金に余裕があるなら10万円以上のパソコンを買うに越したことはありませんが、あまり予算を掛けたくないという人も多いはず。

今回は、文系大学生が買うべきパソコンのスペックについて解説したいと思います。

文系大学生が必要なパソコンスペック

大学生向けにパソコンを紹介しているWebサイトの多くは次のスペックを推奨していますが、これは多くの大学が学生向けに推奨している内容でもあります。

項目 推奨性能(スペック)
CPU Intel Core-i5 、Ryzen 5、Apple M1チップのいずれかを搭載
メモリ 8GB以上
ストレージ 256GB以上
重量 1Kg前後
液晶 13インチ~14インチ
フルハイビジョ(1980×1080)
バッテリー バッテリー駆動時間:8時間以上、無線LAN:WiFi6規格、Webカメラ・マイク搭載

ちなみに、このスペックは大学生に限らず一般の社会人が仕事で使っているノートPCにも当てはまります。

ちなみに私の仕事柄、複数ドキュメントの編集とプログラミングを同時に行うことが多いのですが、その私が使っているノートPCも上記のスペックです。

ただ、さすがにノートPCの液晶だけだと作業効率が悪いので、24インチのモニタを3台接続して使っていはいますが、上記のスペックであれば仕事にも十分使えることは間違いありません。

ただ、このスペックを満たそうとすると10万円は超えてしまうので、予算が少ない場合は少し厳しいかもしれませんね。

推奨パソコンはオーバースペック?

大学に入学すると、大学内のWebサイトにログインするためのIDとパスワードが配布されます。

そして、大学からの連絡、選択科目の申請、課題やレポートの提出は、全てこのWebサイトから行います。

従って、購入したノートPCでは

  • Webサイトの閲覧
  • ワードやエクセル、パワーポイントによる文書作成
  • メールの送受信
  • ZoomやMeetなどを使ったオンライン授業
  • NetFlixやU-NEXTなどの動画鑑賞

が主な作業となるはずです。

今時のPCにとっては非常に軽い作業ばかりなので、これ以外の作業はしないと割り切るのであれば、推奨パソコンのスペックは明らかにオーバースペックと言えます。

ノートパソコンをもっと安く手に入れるには

パソコンの処理能力(CPUの能力)を図る数値として、ベンチマークというものがあります。

専用の計測ソフト(ベンチマークソフト)をパソコン上で動作させることで、CPUの処理能力が計測できるのですが、その中で最も有名なものが MassMark です。

この数値に換算すると、2021年に発売されたCore-i5、Ryzen5搭載ノートPCの Passmark 値は10000 を超えています。

PassMarkの値 用途、快適さ 備考
1000~ メールやネットサーフィン、YouTube動画、簡単な文書編集
などの軽作業ならOK。
家庭用
3000~ 一般的な事務作業を仕事で使えるレベル。
テレワーク中の文書編集は少し重いかも。
業務用
5000~ 一般的な事務作業に対してストレス無く使えるレベル。
テレワークならこのスペックを推奨。
業務用
8000~ 一般的な事務作業以外に、フルハイビジョン動画編集や
軽いゲームなども可能。
クリエイター
10000~ K動画編集や軽めの3DゲームでもOK。 クリエイター
20000~ 重いソフトの複数同時実行や重めの3Dゲームにも対応。 クリエイター

持ち運びを考えるのであれば、液晶サイズと重量は変えられないとして、CPUとメモリ、バッテリ駆動時間の性能を落とせば値段を下げることが可能です。

例えば、2年前(2020年)の型落ちCPUのベンチマーク値(下記グラフ)を見ると、これでも十分な性能を持っていることが分かります。

例えば、

  • 授業でノートPCを使うことが無い=バッテリー駆動時間は4時間程度でもOK。
  • 複数の作業(動画を見ながらワードを使う、複数のエクセルを同時に開くなど)はしない。
  • あまり持ち運ぶことはしない(又は1.5Kg前後は問題ない重さだと思っている)
  • いくつものアプリをインストールしない。

などが許容できるなら、推奨スペックを次の様に考えても良いでしょう。

項目 推奨性能(スペック)
CPU Intel Core-i3 、Ryzen 3のいずれかを搭載
メモリ 4GB以上
ストレージ 128GB以上
重量 1.5Kg 前後
液晶 13インチ~14インチ
フルハイビジョ(1980×1080)
バッテリー バッテリー駆動時間:4時間以上、無線LAN:WiFi5規格、Webカメラ・マイク搭載

お勧めのパソコン

この章では、比較的低価格で購入できる高性能ノートPCを2点選んでご紹介します。

いずれもメモリは8G、CPUは大学が推奨するスペックを満たしているため、購入して公開することは無いでしょう。

もっと価格を低く押さえたいのであれば、CPUのランクを下げる、メモリ容量を下げる等の検討をしてください。

それから、多くの大学において、在学中はオフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)のライセンスが貸与さます。

ここで紹介するノートPCはオフィス非搭載ですので、通われる大学でオフィスのライセンスが貸与されるかご確認頂くようお願いします。

いずれの商品も購入時にオフィスをオプションで付けることは可能です。

Inspiron 15 3000 AMD プレミアム  クーポン適用 63,063円(税込・送料込)

軽さは1.69Kgと少し重めですが、15.6インチフルハイビジョン (1920 x 1080) 液晶を搭載しており、画面が見やすく文書作成には最適です。

メモリ、CPU、ストレージのどれを取っても大学推奨スペックでありながら6万3千円(クーポン適用時)という安さはコストパフォーマンスに優れています。

  • 15.6インチフルハイビジョン (1920 x 1080)液晶搭載
  • AMD Ryzen™ 5 3500U モバイル プロセッサー
  • Windows 11 Home, 日本語
  • AMD Radeon™ Vega 8 グラフィックス
  • 8GB, 1x8GB, DDR4, 2400MHz
  • 512GB M.2 PCIe NVMe SSD

クーポンは突然なくなったりするので、購入するなら今がチャンスです!!

HP 250 G8/CT Notebook 税込み8万円~

軽さは1.74kgと少し重ためですが、11世代のCorei-3 を搭載しており、メモリは8GB、バッテリ駆動時間ハ6.2時間と申し分ありません。

液晶は15.3インチと大きく、文書作成等の作業性(見やすさ)は優れています。

価格は8万円~ですが、CPUのランクを落とし、メモリを4GBに抑えるのであれば、5万円から購入できます。

  • 15.6インチフルハイビジョン (1920 x 1080)液晶搭載
  • インテル® Core™ i3-1115G4プロセッサー
  • Windows 11 Home, 日本語
  • 第 11 世代インテル® プロセッサー・ファミリー用インテル® Core™ UHD グラフィックス
  • 8GB, 1x8GB, DDR4, 2400MHz
  • 128GB SSD (M.2 SATA-3)

まとめ

今回は文系大学生向けのノートPCについて、Webサイトに掛かれているスペックは実際にはオーバースペックであり、実際はもう1ランクCPUを下げたり、2年前の型落ち程度であれば全く問題ない事を説明しました。

また、お勧めのノートPC 2製品についても紹介致しました。

予算を下げる方法として中古品を購入する方法もありますが、その場合はこちらの記事に詳しく記載しているのでご一読ください。

この記事が皆様の大学生活に少しでもお役に立てれば光栄です。