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Google はこれまで、組織における女性のリーダーシップの推進をサポートするプログラムの提供や、子どもたちがワクワクしながらコンピュータサイエンスを学校内外で学ぶことを支援する STEAM Career Magazine の発行、女子中高生向けにコンピューターサイエンスを身近に感じてもらうためのプログラム Mind the Gap など、誰もが平等に活躍できる社会への推進を目指して様々な取り組みを行ってきました。国際女性起業家デーの本日は、本分野での最新の活動をご紹介します。

より多くの女性がもっと活躍するためのアイデアを実現する団体・組織を支援
Google は、より多くの女性が輝くアイデアを実現する団体や組織に総額 2,500 万米ドルの助成金を交付する「Google.org インパクトチャレンジ for Women & Girls」を開催しました。今年 3 月からグローバルで約 8,000 件の応募が集まり、今月、本プログラムを勝ち抜いた 34 の組織・団体を発表しました。
日本からは、「共済型」訪問病児保育事業を展開する認定 NPO 法人ノーベルと、IT 分野のジェンダーギャップの解消を目指す一般社団法人 Waffle が採択されました。本プログラムからの助成金を活用してノーベルは、保育・医療・福祉・テクノロジー・コミュニティづくり等の各領域の専門家とも新たに協働し、訪問型保育に関する学びを体系的にプログラム化。オンライン上や対面で保育者同士が繋がり、ともに学びあえるプラットフォームを構築します。Waffle は、国内の女性の理工系人材の育成が遅れているという問題の解決を目指し、今後、日本国内の意欲のある女子(ノンバイナリーなどジェンダーマイノリティも含む)大学生に対し、就労レベルの IT スキルとリーダーシップトレーニングを提供します。
次世代の女性 IT 起業家を育成するために
Google による、女性の起業に関する課題をより深く理解し、改善の余地がある分野を特定することを目的とした報告書「起業に対するジェンダーギャップの現状と解消に向けた白書」によると、日本の女性は調査対象の他の国と比べて、起業への興味も実際の参画率も最も低い結果となりました。
Google はこの問題に取り組むため、次世代の女性 IT 起業家の育成を目的とした米国の非営利団体「Technovation」主催のコンテスト「Technovation Girls」への日本からの参加を、国内の公式アンバサダーである Waffle を通じてスポンサーとして支援するとともに、社内エンジニアによる参加者への支援を行います。本日より募集を開始する本コンテストへの日本からの参加者の募集は、2022 年 8 月 1 日時点で中学 2 年生以上、 18 歳以下の女性を対象とし、身近な社会課題を解決するアプリとビジネスプランの制作を通して、プログラミングや起業家精神を学ぶことを目的としています。2010 年の開始から現在までに世界 100 か国以上、50,000 名以上の女性が参加しています。Google はプログラミング経験のない参加者を対象としたプログラミング入門コースの製作や実施、エンジニアによるメンタリングを提供します。
本日ご紹介した活動を通じて、近い将来、様々な形で社会に貢献していく日本の女性の皆さんの後押しができれば幸いです。Google は、今後も誰もが平等に活躍できる社会の推進に向けて取り組んでまいります。