もっと詳しく

(中公文庫・990円) 一九四五年八月~一九八九年一月の間に発表された短篇の中から選ばれた十四篇。昭和・戦後期は、純文学が熱く読まれた文学躍動の時代、新旧各世代の文学が存在感を示した時代だったという。志賀直哉『灰色の月』、高見順『草のいのちを』から、吉行淳之介『葛飾』、色川武大『百』…