コニカミノルタの光学フィルム戦略が第2幕に入った。TAC(トリアセチルセルロース)フィルムに加え、COP(シクロオレフィンポリマー)フィルムを展開してきたが、アクリルフィルムの本格展開にも乗り出す。延伸などを手掛ける後加工拠点を活用し、COPおよびアクリルフィルムで最大2・5メートルの広幅品を供給していく。一貫ラインで製膜してきたTACフィルムも後加工拠点の活用で2・5メートルの広幅に対応できるようにする。積極的に原反生産と後加工を切り離し、光学フィルム全体の生産能力を将来的に1・5倍強まで引き上げる。新規の後加工ラインは着工ずみで年内に本格稼働させる。