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 住友ベークライトが目指す事業利益300億円の実現が視野に入ってきた。2023年度までの中期経営計画で目指す売上収益2500億円、事業利益250億円は、半導体需要の好調などにより初年度から超過達成する勢い。中計数値自体は見直さない方針だが、中計で描いていた新規事業による400億円規模の売り上げ創出をこれから実現していくなかで、「売上収益3000億円、事業利益300億円は絵に描いた餅ではなくなってきた」(藤原一彦社長)。「プロジェクト3000」と名付けて推進する新製品開発、新規顧客開拓の取り組みも順調で、25年度近傍に想定していた目標達成は、とくに利益面で前倒しできる見方が強まっている。

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