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<p>希少な重い心臓病に市販の薬が効く可能性 iPS細胞で研究 | NHKニュース</p><p>希少な重い心臓病に市販の薬が効く可能性 iPS細胞で研究 #nhk_news</p><p>【NHK】遺伝子の異常で不整脈が起きる希少な重い心臓病の患者のiPS細胞を使って、この病気に市販のせき止めの薬が効く可能性があるこ…</p><p>この研究は、コロンビア大学の矢澤真幸博士らのグループが行い、科学雑誌「ネイチャー」の関連誌に発表しました。 研究グループは、遺伝子の異常で不整脈などが起き、幼くして亡くなることが多いきわめて希少な病気、「ティモシー症候群」の患者の皮膚の細胞からiPS細胞を作り心筋細胞に変化させました。 この病気の心筋細胞は不規則なリズムで動きますが、せき止めとして市販されている薬やうつ病などの治療薬をかけると、およそ2時間後にはリズムが規則正しくなったということです。 この薬は、同様に不整脈が起き、日本国内に患者が2万人いるとされる先天性の心臓の病気、「QT延長症候群」でも効果がみられたということです。 矢澤博士は「iPS細胞を使うことで、なかなか進まなかった希少な難病の研究が進み、さらに、多くの患者がいる病気の治療にも役立てられるかもしれない。実験で臓器や神経などへの影響も見極め、患者に投与する臨床試験につなげていきたい」と話しています。</p>