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<p>ROC選手、ウクライナ選手に祝福のハグ 男子エアリアル | 毎日新聞</p><p>「これこそ五輪精神だ」 ウクライナ情勢が緊迫する中、北京五輪で銀メダルを獲得したウクライナの選手に銅メダルを獲得したROCの選手が抱きつき、祝福した姿が話題になっています。</p><p>ウクライナ情勢が緊迫する中で、北京冬季オリンピック・フリースタイルスキー男子エアリアルで16日にそれぞれ銀メダル、銅メダルに輝いたウクライナの選手にロシア・オリンピック委員会(ROC)の選手が抱きつき、祝福した姿が話題になっている。</p><p>2人はウクライナのオレクサンドル・アブラメンコ(33)とROCのイリヤ・ブロフ(30)。2018年平昌冬季五輪でもそれぞれ金メダル、銅メダルを獲得するなど世界のトップでしのぎをけずる関係だ。北京では決勝2回目で116・50点を出したアブラメンコが今大会ウクライナ勢として初のメダルとなる銀を獲得。ブロフは114・93点で銅だった。 競技終了後、ウクライナ国旗を見せながら喜ぶアブラメンコをブロフが後ろからハグして祝福。この写真が配信されると、「これこそ五輪精神だ」「友情の一枚だ」と2人をたたえる声がインターネットに広がった。アブラメンコは「うまく着地は決まらなかったが、2位になって幸せだ」と話した。 ウクライナ・ロシア国境付近では、露軍が大量の部隊を集結させ、軍事侵攻が懸念されている。北京五輪ではスケルトン男子のウクライナ選手が11日の滑走前、「ウクライナに戦争はいらない」と書いたポスターをテレビカメラに向かって掲げた。【北京・林哲平】</p>