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<p>【やじうまPC Watch】 次期Android 13の仮想マシン機能でWindows 11の動作に成功。ネイティブに近い性能</p><p>【やじうまPC Watch】次期Android 13の仮想マシン機能でWindows 11の動作に成功。ネイティブに近い性能</p><p>Googleは2月10日に、次期AndroidとなるAndroid 13の開発者向けプレビュー版(DP1)をリリースした。このAndroid 13 DP1には、セキュリティを向上させるための機能としてKVM(Kernel-based Virtual Machine、カーネルベースの仮想マシン)が実装されているのだが、海外のAndroid/Web開発者の“kdrag0n”氏は、このKVMを駆使してWindows 11やLinuxを動作させることに成功した。</p><p>端末のセキュリティを向上させる手段の1つとして、仮想環境の中でアプリケーションを実行するのは強力な保護手段である。Android 13ではLinuxカーネルに実装されているKVMを拡張して、pKVM(protected KVM)として実装している。 pKVMはVMごとに有効となっているのだが、現時点では、Pixel 6はrootを取得することで、完全なKVM機能が利用できるEL2(例外レベル2)権限を取得できる。kdrag0n氏はこれを利用して、様々なLinuxやWindows 11を起動することに成功し、「ほぼネイティブに近い性能」を実現。Windowsを利用してハッカーにとってお馴染みの「Doom」もプレイできたという。 当然だが、動作するWindowsはWindows on Arm版となっているほか、ネスト仮想化は利用できない。またGPUや3Dアクセラレーションも利用できない。Linuxでは将来的にサポートする可能性があるとしている。 And here's Windows 11 as a VM on Pixel 6</p>