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豫章へ 1室(へや)からでてきた諸葛玄(しょかつげん)は、眼光がするどかった。わずかではあるが妖気(ようき)をただよわせていた。――そうか……。諸葛亮(りょう)には叔父(おじ)の決意のすさまじさが伝わってきた。豫章太守(よしょうたいしゅ)を受けたことも、知人、友人のいない豫章郡へ往…