今回は「グラボ」についてです。
初めに
IT用語をまとめたサイトは数多くあります。
あるのですが、詳しく説明しようとしているのか情報過多になって、結局何が言いたいのかわからないサイトが非常に多いです。
また、編集者が知ってて当たり前と認識している内容の説明はスルーしていることも多々あります。
私は一応電気電子が専攻なので、IT用語は基礎中の基礎から知りたいのです。
その為、こうして自分で調べて自分なりに自分の言葉でまとめておこうと思ったわけです。
本記事は、タイトル通り”ふんわりとイメージする”、つまり入門向きの内容となっています。
難しい言い回しがあるなら例を挙げるなりして噛み砕いて記載します。
そこまでしないと自分で理解したと言えませんし。
また、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので、言葉遣いもゆるゆるにしています。
詳細なガチガチとした解説をお求めの人は他のサイトを見よう!
『せっかくだから俺はこの緑のブログを選ぶぜ!』という方はこのまま読み進めてくださいな。
グラボとは?
グラボは[Graphics Board]の略語です。
グラフィック(画像や映像など)向上のための基板です。
具体的に言うと、コンピュータに取り付けることでグラフィック(画像や映像など)に関する機能を拡張できる基板です。
「3Dグラフィックスの描画をする」とか「ゲームが処理落ちするからなんとかしたい」だとかグラフィックの性能を向上させたい時にコンピュータに外付けして使用します。
グラボには高性能なGPUが載っています。
GPUとは、グラフィック(画像や映像など)に特化した演算装置(チップ)のことです。
なので、GPUが載ったボードがグラボという立ち位置になります。
また、GPUが高性能なだけあってそれ相応の容量が必要なので、グラボにはVRAMという専用のメモリも内蔵されています。
ちなみに、グラボには別名が結構あります。
グラフィックカード/グラフィックボード、ビデオボード/ビデオカード・ビデオアダプタ・グラフィックアダプタ等々…。
一応検索する時に困らないようにグラフィックカード/グラフィックボードとビデオカード/ビデオボードの記事も作っていますが、内容はほぼ同じです。
昔はコンピュータのグラフィック表示が標準機能では無かったので、必要に応じてグラボを取り付けていましたが、今は標準機能と化しているのでGPUだけ組み込まれていたりします。
なので、昔と今ではグラボを取り付ける意味(グラボに要求される機能)が異なります。
昔は「グラフィック表示をすること」を目的としていましたが、現代においては「グラフィック表示はできてるけど、3Dグラフィックの描画などを行う為にそれ相応の高性能なGPUが必要だから取り付ける」という目的に置き換わっています。
この点は注意が必要です。
例えば、「コンピュータにはグラボが必須」という説明を見たとします。
でも、昨今はGPUを直接コンピュータに組み込むことでグラボ非搭載ということは普通にあります。
ちゃんと理解していれば「(昔の)コンピュータにはグラボが必須(だった)」と読み取ることができますが、ここがあやふやだと一気に混乱するんですよ。
まとめ
グラボとは、コンピュータに取り付けることでグラフィック(画像や映像)の機能を拡張できる基板のことです。
昔は「グラフィック表示をする為の外付け部品」でしたが、時代の変化と共に意味合いが変わっていきました。
以上、「グラボ」についてでした。