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在りし日といはるる今日を日向(ひなた)ぼこ 大阪市 福永都女 <評>自身の存在が過去形として語られる日がくるとあっさり言えるのは俳句ならではだろう。90歳の作者の鮮やかな一句。 冬怒濤(ふゆどとう)くだけ〓(かもめ)となりにけり 和歌山市 福本秀昭 <評>飛び散る波に紛れんばかりのカモメ…