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女子500メートルのスタートライン。己を信じて連覇に挑んだ小平は、1歩目でつまずき、38秒09。「足を取られた瞬間、頭が真っ白になってしまった。何もできなかった」。ただ、嘆いた。 15年以上の付き合いになる結城匡啓コーチが異変に気付いたのは、4年前の平昌五輪。本番前の記録会で37秒05という好記…