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本書によれば、江戸中期の老中、田沼意次は開国計画を進めていた。オランダ式の帆を持つ船を建造し日本人水夫を育成。その船の姿を、日本海を航行中のフランス艦隊の将校が写し取っていた。本書は、著者らが35年をかけて商館長日誌などオランダの公文書を調査した成果である。賄賂政治で知られる田沼の…