三菱ガス化学は、2024年度までに年産数万トン規模の環境循環型メタノール製造プラント導入を目指す。他社や自治体とも連携して副生水素や回収CO2を活用した原料入手量に見合った小規模プラントとして実証する方針で、30年度までに10万トン規模で商業化、30年度以降に数十万トンから最大100万トン規模として素材産業への本格導入を果たす計画。年内にはCO2からメタノールを製造する技術のライセンス供与を行うとともに、23年度にはバイオマスやプラスチック廃棄物を原料に利用したメタノール製造のライセンス供与も始める。またCCS(CO2回収・貯留)技術確立に向けた取り組みを進め、30年近傍には数十億円規模での利益貢献につなげる。
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