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<p>睡眠時間の増加は減量に効果的 米研究</p><p>睡眠時間の増加は減量に効果的 米研究 太り過ぎの若者らに十分な睡眠時間を確保するよう指示した研究で、寝不足が解消されれば1日当たりのカロリー摂取量が減り、減量効果が出るとの結果が報告されました。</p><p>太り過ぎの若者らに十分な睡眠時間を確保するよう指示した研究で、寝不足が解消されれば1日当たりのカロリー摂取量が減り、減量効果が出るとの結果が新たに報告された。</p><p>米中西部の各地に病院や診療所を展開するメイヨークリニックのバヌプラカシュ・コッラ博士は、「重要な疑問に答える、よくできた研究だ」と評価する。 十分な睡眠が減量に結び付く要因としては、まず食欲に関係するホルモン「グレリン」と「レプチン」への影響が挙げられる。 これまでの研究で、空腹感にかかわるグレリンは寝不足の時に分泌が増え、満腹を知らせるレプチンは逆に寝不足で減ることが分かっている。つまり睡眠時間が足りないと、食欲にブレーキがかかりにくくなる。 この傾向は太り過ぎの人だけでなく、体重にかかわらずどんな人にも共通しているという。 もう一つの要因は、欲求が満たされる時に活性化する脳の回路だ。寝不足だとこれが刺激されて、炭水化物やジャンクフード、食べ物全体への欲求が強まる。 また睡眠が足りないと、食後に血糖値を下げるホルモン、インスリンの働きが鈍くなるという問題もある。</p>