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1879(明治12)年までに、全国で計153の国立銀行が誕生した。 ◇ 雨後の筍のように銀行が増えた背景には、設立条件が緩和された国立銀行条例改正(76年)に加え、明治政府がこの年断行した秩禄(ちつろく)処分があった。江戸時代に大名だった華族や武士出身の士族に与えられて財政の重い負担となって…