デビュー作『理不尽ゲーム』が本邦でも好評を博した、ベラルーシの新進気鋭の作家サーシャ・フィリペンコの長編第4作が本書だ。小説の舞台は世紀の変わり目のミンスク。ある事情で幼い娘を連れて、傷心のまま母親の住む隣国の首都にやってきた主人公のロシア人サーシャは、引っ越し先で認知症を患って…
デビュー作『理不尽ゲーム』が本邦でも好評を博した、ベラルーシの新進気鋭の作家サーシャ・フィリペンコの長編第4作が本書だ。小説の舞台は世紀の変わり目のミンスク。ある事情で幼い娘を連れて、傷心のまま母親の住む隣国の首都にやってきた主人公のロシア人サーシャは、引っ越し先で認知症を患って…