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映画の印象と監督の人柄が違うことはままあるが「恋恋風塵(ふうじん)」「悲情城市」の侯孝賢にはそんな違和感がほとんどない。海外の映画祭で会っても新宿の酒場で会っても「風櫃(フンクイ)の少年」の悪ガキがそのまま大きくなったようなはにかみ笑いをしながら、恬淡(てんたん)とした大人の風情…