清和会は福田元首相が立ち上げた最大派閥で、中原氏も裏方として「活動を取り仕切った」という。その党OBが「今の自民党が政治をダメにした」と言い、自身も関わった「清和会を潰せ」というのだから前代未聞だろう。あらためて中原氏に聞いた。
ーー今の日本の政治状況をどう見ていますか。
国の借金(長期債務残高)が1千兆円を超え、平均賃金はOECD(経済協力開発機構)の調査で加盟35か国中、22位と低位のまま。物価は上がり、年金受給額は減り続け、少子高齢化は進むばかり。どの経済指標の数値を見ても、日本の将来が立ち行かなくなるのは目に見えている。本来は政治が何とかしなければいけないのに、与野党問わず、どの政治家も私利私欲に走り、自分たちの懐を肥やし続けている。このままだと日本は滅びるのは間違いない。とても我慢ならないと思っている。
ーー自民党OB、それも元首相秘書として今の党はどう映っていますか。
かつての自民党と今の党は体質が全く違うと考えている。確かに昔の党も多少、きな臭い話があったが、それでも国家、国民のためを思って活動していた政治家ばかりだった。しかし、今の議員は自分の利益、利権のことしか考えていない。
「晋三氏は中身が何もない」
ーーとりわけ今の清和会は何がダメだと。
福田元首相が立ち上げた清和会の精神というのは、「政治が清らかであれば国民も穏やかになる」「財政の健全化による国家運営を進める」だ。同じ派閥であっても、より良い政治を求めて、議員同士で喧々諤々の議論があった。それが今やどうか。国政選挙で平気でカネをばらまき、汚職と疑われても仕方がない議員ばかりだ。国会で嘘をつくのも当たり前。それなのに、内部から何の異論も出てこない。もはや無茶苦茶だ。かつて関わった者、関係者として責任を強く感じている。
ーー清和会の今の長は元首相ですね。
私は父である晋太郎氏をよく知っているが、息子の晋三氏は中身が何もない。内政も外交も勉強していない。今のウクライナ紛争で、元首相とロシアのプーチン大統領との関係があらためて取り沙汰されているが、おそらく元首相はロシアの歴史や日ロ間のそれまでの協議など、基礎的な知識が何もなかったのだろう。だから、プーチン大統領に言われるままだった。いずれにしても、本来は政治家となるべき素養がない人物と言わざるを得ない。
ーー自民党政治に代わる政治というのは。
もう一度、健全な民主主義国家をつくるということだ。与野党の垣根を超えて、日本の将来像について真剣に考える。国民も今のように無関心ではいけない。繰り返すが、かつてと異なる今の自民党政治を叩き潰す必要があるだろう。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/303720
引用元: ・福田元首相秘書「自民党政治を叩き潰す必要がある」「清和会を潰さない限り、日本の再生はない」「安倍晋三氏は中身が何もない」 [デデンネ★]
The post 福田元首相秘書「自民党政治を叩き潰す必要がある」「清和会を潰さない限り、日本の再生はない」「安倍晋三氏は中身が何もない」 first appeared on TweeterBreakingNews-ツイッ速!.