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作家三島由紀夫が割腹自殺を遂げる8カ月前の1970年3月、自らの作品と現実の政治状況がかみ合わない悩みを打ち明けた書簡を、親交の深かったノーベル文学賞作家の川端康成に送っていたことが分かった。「私には心霊的能力、預言の能力が根本的に欠けてゐるやうです」などと書かれており、文芸誌『新潮』…