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『当事者は嘘(うそ)をつく』――鮮烈なタイトルで筑摩書房から刊行されたエッセーは、過去に性暴力を受けた著者のカミングアウトから始まる。執筆したのは、哲学研究者の小松原織香(おりか)さん(40)。当事者として性暴力を研究することの葛藤を抱えつつ、生き延びてきた半生をつづった。<この物…