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1部が「天一坊大岡政談」(奈河彰輔補綴(ほてつ))。猿之助の天一坊、愛之助の山内伊賀亮、松緑の大岡越前がそれぞれ柄に合う。天一坊と名乗ることになる法澤(ほうたく)が将軍家落胤(らくいん)の証拠の品を手に入れる、お三殺しを序幕一場としてスピーディーにまとめた補綴がいい。猿之助が天一…