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「初音(はつね)」は鳥獣や虫の初鳴きで、特に鶯(うぐいす)を言う。掲句は「草の戸」と「宿る」で隠遁(いんとん)の身を想像させるが、初音は待ち人や待春への瑞兆(ずいちょう)。古典の世界に通じよう。 『青森県句集』第32集より。