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先日、内館牧子さんの小説「終わった人」を読んだ。定年後の65歳の男性が主人公だ。東大法学部からメガバンクに進み、がむしゃらに働き出世街道まっしぐらだったエリート会社員。しかし派閥人事で同期に負けて役員になれず子会社出向したまま定年を迎えた日から物語はスタートする。慶応大卒、1998年リ…