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<p>都市伝説・有名怪談・終末論まで!?『Ghostwire: Tokyo』であなたが気づかなかったかも知れない世界【特集】 | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト</p><p>『Ghostwire: Tokyo』であなたが気づかなかったかも知れないいくつもの世界【特集】 笑う肖像画や謎のメールやミイラ…日本風景の作り込みで一躍話題のオカルトACTには、多くの小ネタスポットが隠されているようです。</p><p>渋谷の街の怪異には有名な元ネタがずらり!</p><p>寺の龍の絵が逃げ出したというサブクエストで登場。この絵が逃げ出すというのは古くから多くの伝説で語られているもので、有名な故事に「画竜点睛」があります。 故事では、中国の画家・張僧繇が寺に4匹の龍を描いたのですが、その絵には龍の目が描かれていませんでした。その理由は「目を描いたら龍が飛び出てしまう」とのことだったのですが人々は信じず、張が目を描いたところたちまち2匹の龍が飛び出て空へ昇っていったという伝説です。 曲亭馬琴「南総里見八犬伝」では同じく瞳を書き入れられた虎が抜け出して暴れるエピソードが存在しています。また、江戸時代の絵師・円山応挙が描いた幽霊画が飛び出すという伝説は、落語や講談として残されています。 ■リンゴ送れのメール とあるサブクエスト内で見つかるスマホのメッセージ。Cという人物が「リンゴ送れ」との暗号を残しています。これは、かつて存在した「宇宙友好協会(CBA)」という団体が発端となった、とある出来事が元ネタです。 1957年に設立されたCBAは、宇宙人とのコンタクトを主目的とした団体でした。彼らは海外のUFO研究家の著書の翻訳などの活動も行い、その中でスタンフォード兄弟が1958年に自費出版した本の中で「1960年に地球の地軸が大きく傾く」という記述があったのです。団体ではこの時期に紆余曲折あったようで、ひとつの“終末論”を示唆するような状況も発生していたようです。 1959年にCBA連絡員のひとりが作成した会員向けメッセージ(通称・トクナガ文書)では「1960年から62年の間に地軸が傾き大洪水が発生する可能性があるが、その際に指定した場所にいる人々を宇宙人が空飛ぶ円盤で救ってくれる」と書かれていたと言います。 また、異変が起こる10前には「リンゴ送れ C」と書かれた電報(或いは他の方法)が届くので、受け取ったら指定された場所へ移動するようにとの指示が書かれていたのです。ちなみにCは「カタストロフィー(Catastrophe)」の頭文字を示す暗号で、文書によると宇宙人に救われた人々以外の生物は生き残れないとされています。この文書はCBA会員を通じて1960年の産経新聞で記事になり、大きなスキャンダルとなったようです。 UFOネタは結構多い。 サブクエストにて「死体が埋まっている桜が赤く咲いている」というものがあります。ゲーム内では襲いかかるマレビトを倒し、桜の穢れを祓うことで元の桜色の花びらに変化します。 美しく咲く桜の下に死体が埋まっているという俗説は、そもそも梶井基次郎「桜の樹の下には」から来ていると言われます。また、民俗学者・柳田國男は「信州随筆」の中で寺や墓など死者にまつわる場所に枝垂れ桜を植える風習があったのではないかという説を唱えています。これらの説明は作中でもされていることで、本作の描写に非常に高い説得力が生まれています。 本作のアイテムや事件の説明文はとにかく細かく、これを見るだけでもたっぷり楽しめます。 桜の色が変わるという点に関しては「死体が埋まっている場所の花の色が変わる」という伝説が元かもしれません。有名なのは海外の短編小説の話で、土中の成分によって花の色が変わるアジサイが物語の重要なポイントになっています。 ■所有者が不幸になるダイヤ サブクエストで所有者が不幸になる宝石が登場。持つと不幸になると言われる宝石は世界の歴史でいくつか存在していますが、ゲームのモデルはそのデザインから最も有名な「ホープ・ダイヤモンド」だと思われます。 9世紀頃インドで発見されたというこのダイヤモンドは、以後多くの持ち主に渡り受け継がれていきました。ルイ14世が購入し、後のルイ16世の妃であるマリー・アントワネットが着けていたという伝説もありますが、こういったさまざまな不幸のエピソードはほとんどが創作・脚色であるとされています。 現在はアメリカのスミソニアン博物館に所蔵されています。ちなみに博物館は</p>