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和の調べに乗り、羽生は「軍神・上杉謙信」の世界を北京の地に描いた。華麗に、そして力強く。自らの魂を送り出す最後のポーズで、両手を高々と上げること6秒。さまざまな思いがこみ上げ、なかなか手を下ろすことができなかった。一礼し、氷を触った手を、そっとほおに当てた。 「ここまで跳ばしてくれ…