MotoGP第4戦アメリカズGPの予選がサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が会見に出席。予選日を振り返り、5人のドゥカティライダーが1列目、2列目からスタートする決勝レースの展望を語った。
■ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)/予選:ポールポジション
「今日のポールポジションが過去最高とは思わないけど、今日はそこまで期待していなかったんだ。フリー走行3回目のクラッシュのあと、すごくいらいらしていた。限界を感じていたし、ラップタイムも縮まらなかったから」
「それから、フリー走行4回目に向けてほんとに少し、バイクに変更を加えたんだ。そうしたらすごくよくなって、スムーズに走れるようになった。通常の状態に近くなったんだ。Q1ではQ2に行く自信はあまりなかったけれど、自分一人でいいラップタイムを出した。だからQ2でもうまくいくと思っていたんだ。クルーのおかげでいいラップが出せたよ。ここCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)でオールタイムラップ・レコードを更新できたのはびっくりだ。うれしいし、明日への準備はできているよ」
「ペースがとても近いから、全員にとってとても難しいレースになるだろうね。今のところ、僕はすごくいいペースがあるわけじゃないから、優勝の本命じゃないと思う。でも、(トップ争いに)近いところでレースをする自信はあるし、レースはとてもオープンだ」
「でも、僕はほかのメーカーと争うよりドゥカティライダーと戦う方がいいな。同じバイクだから。チャレンジのレースになるだろうね。バックストレートでまだちょっと苦しんでいるんだ。明日に向けて何か見つけられるかどうかだろう」
■ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:2番手
「(アルゼンチンGPのあと)要するに、考え方の問題で、ただ忘れて前に進もうとしただけなんだ。アルゼンチンでは苦戦した。でもCOTAに来てからすごく気持ちよく走れているんだ。バイクにも、この週末を通して行った変更にもとても満足している。うまくいっていないところもあるけど、大体はうまくいっている」
「ライバルたちはとても勢いがある。ドゥカティのライダーが5人、フロントロウと2列目に並んでいる。これは驚異的だ。このバイクがいかによく走っているかを物語っている。以前は、風と切り返しはこのバイクのアキレス腱だった。今日は風が吹いていたのに影響しなかったし、切り返しについても問題なかったことが証明されたと思う。とても満足しているよ」
■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:3番手
「最初にこのバイクに乗ったときからポテンシャルはあったんだ。でも、新しいものがあれば常にやることが増えるわけで、だからシーズン序盤はちょっと苦戦していた。今回は初めて、バイクのフィーリングについてだけ作業しているんだ。フリー走行1回目からフリー走行4回目にかけて、セッションごとによくなっている。フリー走行4回目で2回目にコースインしたとき、バイクのフィーリングがすごくいいとわかった。予選でいいタイムが出せると自信があったよ」
「ここはすごくフィジカルにきついサーキットだから、タフなレースになるだろう。でも、バンプがなくなっているんだから、ユーズドタイヤでさらにコンスタントに走れるというのはちょっとしたアドバンテージになる。明日はドゥカティライダーでのバトルになるだろう。どうなるかな」
「昨年の僕たちの問題はバンプだったんだ。今年はそれが減った。それがちょっとしたアドバンテージなんだ。僕たちのバイクはとてもブレーキングと加速で強い。それから、新しいフェアリングで風はもはや問題になっていない。1コーナーではさらにラインを締めることができる」