対談は小浜商工会議所の創立70周年記念式典の中で行われた。
⇒氏「拉致解決へ何でもしたい」
氏は2002年9月、平壌(ピョンヤン)で初めて開かれた日朝首脳会談に官房副長官として同行。同10月、地村さんら5人が帰国した際には羽田空港で出迎えた。当時、地村さんの子ども3人は北朝鮮に残されたままで、同11月には地村さんの自宅を訪問。「(子どもたちの帰国は)政府が責任を持ってやる」と述べた。04年5月、子どもたちは日本で地村さんと再会した。
地村さんは対談で「多くの支援で社会復帰でき、60歳定年を迎えることができた」と述べ、現在は県内の小中学校を回り、自身の経験を伝えていることを報告した。拉致問題の風化を懸念し、「北朝鮮への対応は困難だと思うが、日朝の政府が一つのテーブルで話し合いを再開し、(拉致問題を)進展させてほしい」と早期解決を求めた。
氏は「空港で地村さんらを出迎えたとき、(拉致被害者の)横田めぐみさんの父、滋さん(故人)が記録にとどめるために、涙をこぼしながら、カメラのシャッターを切っていた。(それを見て)私の使命は終わらないと固く決意した。帰国を果たせず申し訳ない思い」と語った。
その上で、「最大の軍事力を持った米国をはじめ国際社会全体が(経済制裁などの)圧力をかけることで日朝の対話、外交が始まり、拉致問題を解決できると考えてきた」と明かし、「岸田文雄首相も、前提条件を付けずに金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と話し合うと言っている。金総書記には応えてもらいたい」と述べた。
対談には松崎晃治小浜市長、救う会福井の森本信二会長も参加し、氏に日朝首脳会談の早期実現に向けた協力を求めた。
引用元: ・【拉致問題】安倍晋三、拉致被害者の地村保志さんと対談 「必ず取り返す決意で全力尽くす」「私の使命は終わらない」「決して諦めない」 [デデンネ★]
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