<p>開戦理由でっち上げに警戒 駐日ウクライナ大使会見</p><p>ロシア開戦理由でっち上げに警戒 駐日ウクライナ大使会見 ありもしないウクライナ側からの「テロ攻撃や挑発」を「(開戦の)大義として使うのが最もたやすい方法だ」と強調</p><p>ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使は9日、都内で記者会見し、ロシアが偽情報やサイバー攻撃によって開戦理由をでっち上げるのが「最も可能性が高いシナリオ…</p><p>ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使は9日、都内で記者会見し、ロシアが偽情報やサイバー攻撃によって開戦理由をでっち上げるのが「最も可能性が高いシナリオだ」と述べ警戒感を示した。 大使は「ロシアがウクライナ全土を占領することはないかもしれないが、東部(の親露派支配地域)に部隊を送り、そこから(中央部を流れる)ドニエプル川に迫るかもしれない」と指摘。 その上で、ありもしないウクライナ側からの「テロ攻撃や挑発」を「(開戦の)大義として使うのが最もたやすい方法だ」と強調した。親露派地域には、ロシア旅券の発給を受けた人々が多数いるため「ウクライナ部隊がロシア市民を傷つけた」とロシアが言い出すかもしれないと述べた。 大使は、戦力はロシアが圧倒的に大きいが、既に何万人ものウクライナ国民が祖国防衛のための登録をしており、国を守る意欲が高いと強調。武力による脅しでウクライナをロシア寄りの国にできると考えるなら「ばかげている」と訴えた。 特集・連載:</p>